清水空跳が高校新記録「10秒00」を樹立!日本スプリント界に衝撃

2025年7月26日、広島市のホットスタッフフィールド広島で開催された全国高校総体(インターハイ)にて、石川県・星稜高校2年の清水空跳(しみず・そらと)選手が男子100mで驚異の**10秒00(追い風1.7m)**を記録。日本高校新記録を更新し、日本中を驚かせました。本記事では、この記録の持つ価値、レースの詳細、そして清水選手の未来について掘り下げます。


この記事を読むと分かること
  • 清水空跳選手の「10秒00」の記録がいかに歴史的な快挙か
  • レース当日の展開と本人の声
  • 清水選手の成長過程と今後の注目ポイント

目次

清水空跳「高校新記録」10秒00の価値とインパクト

12年もの間破られなかった桐生祥秀選手の「10秒01」という記録を、清水空跳選手がわずか0.01秒上回って更新。この数字の小ささに反して、達成した偉業は非常に大きな意味を持ちます。

この記録によって、清水選手は次のような称号を獲得しました:

・日本高校新記録保持者
・U20日本新記録保持者(20歳未満での最速記録)
・U18世界新記録保持者(従来の10秒06を更新)
・日本歴代5位タイ(シニアを含めたオールタイムランキング)
・東京世界陸上2025の参加標準記録突破者

特筆すべきは、清水選手がまだ高校2年生ということ。高校生がここまでの記録を出すこと自体が異例であり、日本スプリント界全体にとっても大きな希望となりました。


清水空跳「高校新記録」を生んだレースと当日の様子

インターハイの男子100m決勝は、暑さ対策のためタイムレース形式で実施。清水選手は第3組目に登場しました。

スタートの瞬間から鋭く反応し、加速すると同時に他の選手を引き離しにかかります。フォームが崩れることなく、終始スムーズな走りを維持。そのままゴールラインを駆け抜けると、電光掲示板に「10.00」の文字が浮かび上がり、会場は歓声と拍手に包まれました。

テレビインタビューでは、

「10秒0台が出たのは自分でもびっくり。伝説を作った気がします」

と笑顔を交えて語り、最終組でのプレッシャーが逆にモチベーションになったことも明かしています。

まさに「空を跳ぶ」ような、しなやかで力強いレースでした。


清水空跳「高校新記録」を支える成長と今後の注目点

清水選手は2009年生まれの高校2年生。星稜高校に所属し、身長は164cmとスプリンターとしては小柄な部類に入りますが、それを感じさせないパワフルな加速と安定したストライドが武器です。

成長の軌跡

・2023年(高1):10秒26(サニブラウン選手の記録を上回り歴代高1最高)
・2024年(高2):10秒20(石川県大会)、10秒19(日本選手権=U18日本タイ記録)
・2025年7月:10秒00(日本高校新記録)

高校生にして0.26秒のタイム短縮は驚異的。本人も「次の目標は9秒台」と語っており、その視線はすでに世界を見据えています。

清水空跳「高校新記録」が示す日本短距離界の未来

清水選手の登場は、高校スプリント界に留まらず、日本陸上界全体に新しい風を吹き込んでいます。小柄でも世界を狙えるという可能性を体現する存在として、多くの若手選手や指導者に刺激を与えることでしょう。

今後は、世界陸上代表入りの可能性も視野に入り、ますます注目が集まる清水空跳選手。その走りが、新しい時代のスプリント像を形作っていくはずです。



この記事のポイント
  • 清水空跳選手が高校2年生で100m「10秒00」を達成し、日本高校新記録を樹立
  • 過去の桐生祥秀選手の記録を12年ぶりに更新し、日本歴代5位タイの快挙
  • U18世界新記録・U20日本新記録も同時に更新する多重の記録達成
  • 世界陸上2025の参加標準記録を突破し、日本代表入りの可能性も浮上
  • 身長164cmという体格をものともせず、世界を視野に入れる「次世代のエース」候補
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